第11号/目次
特集/混迷する世界への視座
帝国の終焉から連欧連亜を求めて トランプショック後、日本はどう生きるのか
(社)アジア連合大学院機構理事長/進藤 榮一
「公約」強行で世界の大混乱は必至 トランプの基盤は脆弱、弾劾・任期中辞任も
国際問題ジャーナリスト/金子 敦郎
反知性主義が支えるトランプの外交政策 アジア・対日政策・沖縄を軸にして
沖縄国際大学教授/佐藤 学
東アジアの経済発展と今後の展望(上) ユーラシア経済圏の可能性をさぐる
国士舘大学教授/平川 均
政治のグローバル化こそが必要だ トランプ政権の登場と2017年の世界を読む
横浜市立大学名誉教授/金子 文夫
世界政治の変容とプーチンの領土戦略 北方領土の「最終的、長期的解決」への途
法政大学教授/下斗米 伸夫
なぜ「県外移設」=基地引き取りなのか 沖縄差別を自覚し、日米安保条約に向き合おう
東京大学教授/高橋 哲哉
化石燃料文明の終わりのはじまり 歴史的なパリ協定が意味するのもの
地球環境戦略研究機関シニアフェロー/
松下 和夫
「混迷」を切り裂く知性の復権を 知性の衰弱こそ排外主義的権力者の狙い
本誌前編集委員長/橘川 俊忠
象徴天皇制の延命を図る「生前退位」論争 「象徴」を欲しがっているのは国民自身ではないか
筑波大学名誉教授・本誌代表編集委員/
千本 秀樹
人間を幸福にしない"資本主義"(上) パラダイム転換を牽引する労働運動を
ものづくり産業労組JAM参与/早川 行雄
「同一労働同一賃金」にどう立ち向かうか 安倍政権の労働政策と問われる連合の対処
連合大阪元副会長/要 宏輝
論壇
『沖浦和光著作集』刊行に寄せて 荒々しくそびえる巨大山脈の威容―全6巻
桃山学院大学名誉教授/寺木 伸明
接種の積極勧奨を再開させてはならない 子宮頸がんワクチン接種被害事件をめぐって
前札幌学院大学教授/井上 芳保
育鵬社公民教科書、何が問題なのか 侵略戦争を否定、子どもたちを改憲論に導く
教科書市民の会・元小学校教員/小野 政美
コラム
【経済先読み】
反グローバリゼーションの先に待ち構える
トランプクラッシュ
グローバル産業雇用総合研究所所長/小林 良暢
【深層】 慰安婦問題日韓合意はどこへいく 書面無き「つかみ金」解決の不毛
本誌編集委員/黒田 貴史
【沖縄発】 熊本鎮台分遣隊の沖縄派遣にみる─今も昔も「土人」です
出版舎Mugen代表/上間 常道
【発信】 にしなり☆こども食堂に参加して想う地域にひろがる子育て、子育ち支援の輪
自由ジャーナリストクラブ/森 暁男
【関西発】 追想・在日写真家曺智鉉さんと猪飼野
ジャーナリスト/秋田 稔
連載
【シリーズ/抗う人】⑱
ユネスコの世界記憶遺産登録を果した
南京虐殺記念館前館長~朱成山
ジャーナリスト/西村 秀樹
この一冊
「人的賠償」名目にした報復の実態を解明 『シベリア抑留―スターリン独裁下、「収容所群島」の実像』(富田武著 中公新書、2016.12)
関東学院大学経済学部講師/島田 顕
日本の非道を知り 自分の場を振り返る 『琉球独立への本標-この111冊に見る日本の非道』(宮平真弥 著 一葉社、2016.12)
辺野古リレー 辺野古のたたかいを全国へ/岩川 藍
現代の理論 論文アーカイブ
対談「いま、アメリカをどう見るか」第三次『現代の理論』第27号(2011年春)/特集「帝国アメリカの黄昏」
国際問題ジャーナリスト/金子敦郎 本誌編集委員長(現・神奈川大学名誉教授)/橘川俊忠
「オバマ草の根 VS ティーパーティー」第三次『現代の理論』第27号(2011年春)/特集「帝国アメリカの黄昏」
明治大学教授/海野素央
編集部から
現代の理論アーカイブについて
編集委員会
編集後記
編集部/矢代 俊三 大野 隆 北川 徹