(註1) 財団法人大阪国際児童文学館のサイト「日本の子どもの本100選 1868年~1945年」より竹内長武による解題を参照(最終閲覧:2019年10月14日)。
(註2) 出版社は大日本雄弁会講談社。
(註3) 引用に当たっては読み易さを考慮し、常用漢字および現代仮名遣いに改めた。
(註4) 復刻版『冒険ダン吉』72頁。
(註5) 前回の拙コラムではダン吉の腕時計について論じた。吹田映子「戦隊ヒーローの腕時計―原型としての『冒険ダン吉』」『季刊 現代の理論 DIGITAL』第20号、2019年8月
(註6) 復刻版『冒険ダン吉大遠征』130-132頁。
(註7) 益城町立飯野小学校(熊本県)の公式HPより「学校の歴史」>「奉安殿と慰霊殿」(2017年9月9日投稿)を参照(最終閲覧:2019年10月14日)。
(註8) 復刻版『冒険ダン吉無敵軍』17頁。
(註9) 個人サイト「次世代への伝言」より「軍国時代の教育(皇国臣民の教育)」を参照(最終閲覧:2019年10月14日)。
(註10) 小野雅章「1930年代の御真影管理厳格化と学校儀式―天皇信仰の強制と学校教育―」『教育学研究』第 74巻、第4号、日本教育学会、2007年、542-553頁(国立情報学研究所〔以下NII〕が作成した電子版では116-127頁)。
(註11) 奉安殿について写真つきでまとめたサイトはいくつか存在するが、本稿執筆に際し特に参照したのは以下。「近代建築ホームページ」より「奉安殿を訪ねて」(最終閲覧:2019年10月14日)。
(註12) 小野、542頁(NII版:116頁)。小野によれば1891年11月の文部省訓令第四号には次のようにある。「管内学校へ下賜セラレタル 天皇陛下 皇后陛下ノ 御影並教育ニ関シ下シタマヒタル 勅語ノ謄本ハ校内一定ノ場所ヲ撰ヒ最モ尊重ニ奉置セシムヘシ」。
(註13) 小野、544頁(NII版:118頁)。
(註14) 小野、544-545頁(NII版:118-119頁)。
(註15) 小野、548頁(NII版:122頁)。
(註16) 小野、551頁(NII版:125頁)。1943年9月17日付。小野の引用元は以下。『近代日本教育制度史料』第七巻、大日本雄弁会講談社、1956年、204-222頁。
(註17) 「表現の不自由展・その後」は2015年にギャラリー古藤(東京)で開催された「表現の不自由展」をリニューアルしたもの。展覧会HPによれば「「表現の不自由展」は、日本における「言論と表現の自由」が脅かされているのではないかという強い危機意識から、組織的検閲や忖度によって表現の機会を奪われてしまった作品を集め、2015年に開催された展覧会。「慰安婦」問題、天皇と戦争、植民地支配、憲法9条、政権批判など、近年公共の文化施設で「タブー」とされがちなテーマの作品が、当時いかにして「排除」されたのか、実際に展示不許可になった理由とともに展示した。今回は、「表現の不自由展」で扱った作品の「その後」に加え、2015年以降、新たに公立美術館などで展示不許可になった作品を、同様に不許可になった理由とともに展示する。」:
(註18) 2019年10月08日付『HUFFPOST』「河村たかし市長が座り込み、『表現の不自由展』の再開に抗議。」(生田綾、中村 かさね)(最終閲覧:2019年10月14日)。
(註19) 2019年10月08日付『HUFFPOST』 「河村たかし市長インタビュー。本音はどこにあるのか【あいちトリエンナーレ全面再開】」(中村 かさね、湊彬子)(最終閲覧:2019年10月14日)。
(註20) 岩波新書(1988年)、岩波現代文庫(2002年)
(註21) 以下はこの点で興味深い新刊だが未見。茂木謙之介『表象天皇制論講義 ―皇族・地域・メディア』白澤社、2019年。